第12回-ベトナム女子奮闘記-「仕事の中に報連相は大事!!!」

   新入社員にとって報連相(ほうれんそう)はなるべく早く身に付けたいスキルだ。多くの企業が身に付けさせようと研修を実施する。しかし報連相という言葉は覚えるものの、報連相の上手な活用方法を知らず、効果を発揮できないケースもあるようだ。そこで今回は報連相の意味を紹介しながら、「部下としての報連相の仕方」「上司としての報連相しやすい環境作り」に付いてポイントを解説する。

  報連相とは「報告」-「連絡」-「相談」の頭文字をとった言葉です。報告とは、自身が抱えているタスクや業務の進捗状況や結果を上司や同僚に伝えることです。また、連絡は、業務やスケジュールなどを他の社員に伝えることを指します。そして相談は、業務上での不明点や疑問点について先輩社員や上司からのアドバイスを求めることです。上司や同僚への報連相は、日常的に行われるものであり、仕事をスムーズに進めるためにも非常に重要なものです。

  報連相目的は報告・連絡・相談をこまめに行うことで、同僚との意思疎通が図れ、誰が何の業務を行っているのかが把握できます。それぞれの業務状況が把握できれば、仕事の割り振りやスケジュールの調整なども行いやすくなるため、結果的に業務の効率化につながります。また、報連相はミスやトラブルによる被害拡大を回避するためにも役立ちます。例えば、ミスやトラブルが起こった時に、すぐに上司に報告し、対応策を相談すれば、被害が大きくなる前に適切な対策を打てるでしょう。そのほかにも、報連相をすることで、周囲の人たちに自分のタスクの進捗状況を共有できます。もし進捗状況が芳しくないことを連絡できれば、サポートが得られるかもしれません。

報連相は会社内でも頻繁に使われる言葉です。「報告」「連絡」「相談」のそれぞれのシーンで使用できる例文をご紹介します。

  • 「報告」プロジェクトの進捗状況を報告いたします。現在スケジュール通り進行しており、何日に完了予定です。本日のスケジュールが予定よりも遅れているため、取り急ぎのご報告です。○時にはミーティングが終了する見込みです。
  • 「連絡」B課長にご連絡です。C社との商談ですが、スケジュールが延期となったのでご確認ください。何のシステムメンテナンスについて連絡いたします。本日何時~×時まで何のシステムにアクセスできなくなりますので、ご留意ください。
  • 「相談」プレゼンテーションの最終確認を兼ねて、ご相談したいことがあります。本日お時間を作っていただけますか?お客さまから問い合わせがあり、対応方法について相談したいのですが、Dさんのご都合の良い日を教えていただけますか?

各単語で使うだけでなく「ビジネスにおいて報連相は基本なので、みなさんしっかりと行いましょう」というように、「報連相」の徹底を促す使い方をすることもあります。ここではなぜ社会人に報連相が重要なのか、その理由を解説します。報連相の重要性がいまいちわからない方はぜひ参考にしてください。

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